A5判 / 34頁
小沼理さんのエッセイ付(A4紙折り込み)
「スキンケアは…祈りみたいなもんかも」
「祈り…?」
「どうしたって僕殺される側なんで 僕がきれいだったら 話を聞いてくれる人がひとり増えるかもしれない 殺される量がちょっと減るかもしれない(略)ぼくたちの肌にトナーとセラムが1mlなじむたび ぼくの言葉を誰かがきいてくれて人の上に落ちる薬莢が1g減るかもしれない…」
——本書より
失恋したばかりのゲイのミチは、河川敷で、関東大震災時に虐殺された朝鮮人を追悼する在日朝鮮人ユンジェと出会う。ふたりはパレスチナで起きている虐殺をはじめ、現代社会の問題にまつわる対話を深めてゆく——
強烈な祈りのこめられたBL漫画本です。
本編はもちろん、あとがき代わりの「参考文献・出典について」と、小沼理さんのエッセイも必読です。
登場人物たちの祈りがあなたに届き、だれかの上に落ちる薬莢が1g減りますように。