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エイリアンは黙らない / チョーヒカル

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晶文社 2022年1月25日 初版 四六判 / 208頁 だけど頭のどこかで「ガリガリになりたい」と言う声が消えてくれない。私はまだ私以外に作られた基準に抗うことができないでいる。実にかっこ悪いが現実だ。社会に刷り込まれた「女は細くあってこそ美しい」という制約にいまだ縛られている。 ——女は細くあってこそ美しいの呪縛 / p107より いつの頃からか、自分の糧にならないものは無駄だと思っていた。ただの現実逃避だと。(中略)でも、気付いたのである。人生って私たちが思うよりずっと無意味なのだ。全てを「有意義に」使うなんて無理なのだ。なんだか絶望的な気付きだが、そんな絶望を経て私はようやく自分に楽しみを許すことができるようになった。 ——私たちが思うよりも人生はずっと無意味なのだ / p120より 生きているだけで大変なのに、より私たちを生きづらくしている意味不明なルールを少しずつでいいから壊していきたい。焦らない。でも絶対に黙らない。 ——うで毛のはなし / p135より 夜明け4時に急に自分の形がわからなくなることがある。何に向かって頑張っているのかとか、何が大切なのかとか、自分のいる場所が正しいのかとか、全部が何層にも混ざり合った灰色のドロドロになって、意味もなく心臓が痛くて、額の奥をグッと圧迫されているみたいな感覚に襲われる時がある。 ——私の自撮り進化論 / p164より 美しさ、性別、国籍、常識——わたしたちを分類し、押しこめようとするものに、懊悩し、振り回されながら、怒って、叫んで、問いなおして、戦うエッセイです。わたしたちのなかにも潜んでいる苦しみを、借りものでないことばを駆使して、真剣なユーモアで掬いあげてくれます。 ニューヨークを描いた、書き下ろしの漫画も魅力です。 [目次] はじめに 第一章  ロマンスがはじまらない  どうして恋人は必要なのか?を考察してみる  お願い、サーモン  わかめごはん。ああ、わかめごはん  愛すべき、大嫌いなマヨネーズ  女を演じなくてもいい場所  非モテ女はクソみたいな好意を断われない  昔好きだった女の子の話 前編  昔好きだった女の子の話 後編  化粧は心を武装する  いくらだって顎くらい引いてやる  美しさに泣かされて  私たちって誰のために服を着ているんだろう 漫画  始まり  ルームメイト  気持ち 第二章  モノガミーゲシュタルト崩壊  なんで結婚したいんだっけ?  「パーティ」の甘美な響きは罠である  女は細くあってこそ美しいの呪縛  ありのままを愛したい・けど・愛せない  リアス式海岸ネイルの波打ち際で  私たちが思うよりも人生はずっと無意味なのだ  夜中はまるでエンドロールだ  お尻のラインはいつ「下品」になったのか  うで毛のはなし  イヤよイヤよは、イヤのうち  涙は武器ではない、と同時に、弱さでもないという話 漫画  シャワー  飛行機  雑音 第三章  私たちはもしかしたら圧倒的に怒る経験が   足りてないんじゃないか  「嫉妬の炎」はいつ消える?  私の自撮り進化論  とにかく「女の賞味期限」に焦っていたのだ  アラサーで金髪ショートにした理由  運命ではないからこそ愛しい友人たちへ  おっぱいは、ただのおっぱい。  お願いだから、どうか長生きしてください  エイリアン・フロム・ジャパン おわりに

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