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挿画 / 死後くん
発行 / 猋社
2025年3月1日 初版第一刷発行
B6変 / 136頁
一見意味のわからない断片的な言葉の羅列。
しかし、読んでいるとふと懐かしく見覚えがある風景が頭に浮かんでくる。限りなく映像的であり、頼りない記憶を文字に起こしたような不確かさを感じる、言うなれば「読む夢」のような本です。
時折差し込まれるイラストは、絵本『ぽんちうた』や、数々の雑誌の挿絵などでお馴染みの死後くんが担当しています。意味があるのか関係あるのか、そんなのどうでもいいような、でも理解したいような。デザインは『いっぽうそのころ』に続き、若杉智也さんです。
難しい言葉は出てこないから言葉の意味はわかるのに、全体がわからない。けど記憶のどこかにリンクしてくる不思議な感覚をお楽しみください。
(猋社のnoteより)
寝る前にアイス食べるか悩んで
もう何年もたってしまった
電球は切れてないけど
庭ではローズマリーが家より大きくなった
——本書p12より
こう、、、険しい表情で、マリンバって言ってみる、眠る前に
鼻の穴は広がって犬歯を剥き出して、白目になって、
眠る前だから顔は横向きで、部屋は真っ暗だから、誰も見ることはできない
カリンバだとオシャレすぎるから、マリンバなんだ
マリンバと顔面の余韻が、天井と枕の間
——本書p69より
窓から別の空気が入ってくる
もう、はるか
はるかとは、隔たりの度合い
——本書p87より