著者 / 村上智紀・nagame
A5判 / 50頁
「受容」をテーマにした詩、小説(二編)、短歌(連作二種)、詩と短歌の往復書簡を収録。
(版元のサイトより)
わたしの足、見える?わたしの腕、見える?わたしの顔、見える?わたしの目、見える?IKEAで999円で買った電飾、からだに巻こうかな。そしたら見つけてくれる?わたしのこと。「もういいよ」って言わなくても。
——肯く午後には光れるの? / p3より
「砂漠の夜明けの美しさを、何に例えられるだろう……」
「砂漠を越えるというのは、どれほどの険しさなんだろう」
「水の中で目を開けたことはある?」
「それは海?それとも川?……やっぱりどっちでもいい。ゴーグルなんてこの町にはないもの」
——from the river to the sea / p42より
死にたい夜にあなたを選んで電話をかけるように、あなたが私を選んで電話をかけてくれたようにしてこの本は生まれた。あなたに読まれる為にこの本は生まれた。あなたの世界を内包する固い壁に阻まれた世界に抗う為にこの本は生まれた。
——あとがき(村上智紀) / p49より
[目次]
肯く午後には光れるの?
s/t
chocolate.
fluid/friend
from the river to the sea
わたしやきみにとっての釘崎野薔薇
あとがき