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ラディカル・マスキュリズム / 周司あきら

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発行 / 大月書店 2025年6月25日 第1刷発行 四六判 / 256頁 「男」とは自明視されるほど確固たる存在か。男らしさ、身体、男性運動、ヘゲモニー、ミサンドリーの視点から「男」に徹底的に向き合い、男性たちが性差別構造を解消し、自分の性/生を豊かにするための思考・実践を探究する。 【推薦】 江原由美子さん(東京都立大学名誉教授) トランス男性の著者が、「男とは何か」に徹底的に向き合うラディカル・マスキュリズムという新しい視角で、巷にあふれる男性論から男性運動や男性学まで、明解に斬る刺激的な一冊である。 杉田俊介さん(批評家) 「男」たちは「男とは何か?」という問いに十分に向き合ってきただろうか? 「男」たちは「男」としての生を本当に楽しめているだろうか? 本書と共に、男性運動の歴史を学びつつ、「男」の未来を一緒に考えていこう。 (版元のサイトより) 男とは何か。その手垢のついた問いが脳裏に浮かぶ理由は、私がトランスジェンダーの男性だからかもしれない。人生の途中まで「女」として育成され、社会的には「男ではない」ところからやってきた、しかし現在では「男」というほかない存在。それが筆者の境遇である。 経験に照らし合わせると、これまで自明視されてきた「男」の説明は途端に揺らぎだす。男とは、男らしさを身につけることなのか。男とは、身体で決まるのか。 ——はじめに / p3より しかし、ここで気軽に「いいよ」といえてしまう「やさしさ」は、褒められるべきものとは限らない。なぜなら、「彼ら=男性」を構築する規範は、相変わらず維持されたままだからだ。男性自身が危機感をもって「男性」をつくり変えるのでなければ、一時しのぎでマイノリティの男性が歓迎されても、広い目でみれば意味がない。男性が規範的な男性像を打ち砕かなければ、とりわけ中心にいる男性にとって向き合いたくないような「弱さ」や「都合の悪さ」は外部に配置されたままである。 ——第3章 男性運動1 / p89より 男性が男性であるがゆえに得やすい「特権」を、「男性特権」と名づけてみていこう。特権とは、「その集団の一員であるというだけで恩恵を受け、労せずして優位性を得られる」ことを指す。本人がそれを望んでいるかとは関係がない。そんなものを意識したことはないという男性もいるかもしれないが、特権があることを意識せずに済むことが、何より特権を示している。 ——第5章 ヘゲモニー / p171より [目次] はじめに 第1章 男らしさ 第2章 身体 第3章 男性運動1——メンズリブと男性学 第4章 男性運動2——旧来の「マスキュリズム」 第5章 ヘゲモニー 第6章 ミサンドリー おわりに 参考文献 巻末

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