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ファットガールをめぐる13の物語 / モナ・アワド

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加藤有佳織・日野原慶 / 訳 書肆侃侃房 2021年4月22日 第1刷発行 四六判 / 286頁 ここで服を選ばなくちゃならなかった頃は、わたしも同じことをしていた。何時間もかけて、女として合格点をもらえるものを探していた。何でもよかった。それか、女として見られなくても、その事実について自尊心を守りながら嘆くことができるようなもの。ちゃちな装飾なしに。 「アディション・エル 」p.241より 作品集を通じてエリザベスの体は変化しますが、その変化のいずれの段階のおいても、人が自分の体を生きることの「居心地のわるさ」とでも言えるような感覚がつきまとっています。理想の体を獲得することだけではありません。現状の体を受け入れることも、彼女にとっては決して簡単ではありません。そもそも体を持って生きることとは、永遠に埋まることのないあなたとあなたの体との間にある溝を、意識し続けることなんですよ―― 「訳者解説 」p.281より 「人が自分の体を生きることの居心地のわるさを描き出した、注目の作家モナ・アワドのデビュー作」 (書肆侃侃房のサイトより転記) エリザベスという女性の人生を、高校生のときから大人になるまで、定点観測のように追ってゆく作品集です。 “ファットガール”である彼女は、常に自分のからだのサイズを意識しています。 高校でも大学でも、バイトをしても派遣社員となっても、結婚しても離婚しても、太っていても痩せていてもつきまとう、体のサイズへの意識。 もがきつづけるエリザベスは、痛々しく、鮮烈です。 どうして、太くて豊満なからだを美しいと思えないんだろう。痩せたら、しあわせになれるの? わたしたちに染みつき、わたしたちを絡めとる美醜の感覚に、問いを突き立てられます。 目次 宇宙にさからう時 最大のファン 全身写真 そんなことなら わたしの嫌いなあの子 それって欲張り 母にとってのセクシーな人 Fit4U あの子はなんでもしてくれる フォン・ファステンバーグとわたし カリビアン・セラピー アディション・エル 海のむこう 謝辞 訳者解説

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