坂口友佳子 / 絵
エトセトラブックス
2023年12月25日 初版発行
四六判 / 168頁
モモおばあさまにはかつて、ジロウというコウモリの親友がいました。
魔女と人間の歩みより計画がはじまったとき、コウモリ、カラス、ヒキガエルは、魔女の相棒ではなくなりました。人間と魔女がいっしょに生きていくためには、人間の目で見たときに「すてきじゃない」とされたものたちは、みんな黒すぐりの森に置いていかれたのです。動物だけじゃなくて魔女も、です。
——第3章 コウモリパフェ / p52より
「わたしはグウェンダリンにはすてきな魔女より、しあわせな魔女になってほしいの。だって、わたしのたいせつな妻だもの」
——第5章 グウェンダリンの秘密 / p104より
ふたりの魔女ママとくらす11歳の魔女マリは、食いしんぼうで、おしゃれが大好きな女の子。
「魔法は自分のために使ってはいけない」きまりを今日も忘れ、ジャムドーナツを「倍数の魔法」で巨大化させたから学校じゅうが大パニック!
親友ふたり、算数が得意なスジと魔女に憧れるレイのおかげで無事だったのに、ママからはお説教。
大人たちは、みんなと生きるためには、人の役に立つ「すてきな魔女」になりなさいっていうんだけど、それってなんかヘンじゃない……?
『本屋さんのダイアナ』『らんたん』の柚木麻子、初の児童文学!マリにふりまわされながらも、町のみんなが自分のための魔法を見つけていく物語。
(エトセトラブックスのサイトより)
[目次]
第1章 ドーナツパニック
第2章 魔女の歴史
第3章 コウモリパフェ
第4章 南極と南国
第5章 グウェンダリンの秘密
第6章 すてきの代償
第7章 魔法だけが魔法じゃない
第8章 きょうはみんなの記念日
作者あとがき