13番館
2024年5月19日 初版第一刷発行
A6判 / 38頁
テレビから大音量でバラエティ番組が流れている。視線を合わせずにうつむく。「何か言いたいことがあるんやないか。」と言われる。正直もう限界だった。このままでは5日の焼肉の集まりで私は本当に死んでしまうと思った。親を、母だけでも、味方につけなければ。
——5月3日(金)/p17より
でも何よりも、Sちゃんがこれを見せてくれたことがうれしく、Sちゃんの努力の跡が見えたことに感動した。離れていても、学ぶタイミングが違っても、同じものに関心を持っていたことを知れて良かった。各々お菓子を買って店を出て、「生き延びようね。」と手を振って別れた。
——5月6日(月)/p31より
2024/05/01から05/07にかけて、2年4ヶ月ぶりに帰省した日々の記録。
友人とのやり取り、親戚との攻防、親との対話——家族と向き合い、ちょっとだけ前を向く、やさしさと、苦しさの散りばめられた7日間です。