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石としてある 第1号

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本屋メガホン 2024年7月15日 初版第1刷発行 新書判(105mm×182mm) / 90頁 ただ数が少ないというだけで 説明を求められたり 勝手に意味を見出されたり 求めてもいないのに肯定されたり 応援されたり 大きなお世話だ 河原にある無数の石のように 誰かの家でだいじに真綿に包まれてある石のように 日の光も届かない海底でじっとしている石のように 意味も定義も説明も証明も求められない ただそこにあるものとして観測される 声や形や表現や文章が集まる場所をつくりたい 今までないものとして扱われてきた 見て見ぬふりをしたりされたりしてきた 声や思いや違和感を あつめてすくいあげてととのえて まるいテーブルの上にぽんと置く そこからはじめてみる そこからかんがえてみる ——p2より おれと人魚とうださんは三人で住んでいて、三人みんなで恋人でもあるし友だちでもあるし、結婚しているようなものともいえそうで、あるいは親子やきょうだいみたいだともいえそうだった。そして、そういうふうに言い表すとなんかちがう気もして、たんに同居人とかルームシェアしてるとかそういう状態だけを言いたい気持ちもあった。 ——ポスト・プール / p35より 自分が持っている特権を挙げていけばキリがないが、いっそ居直って、この立ち位置にいるからこそ届けやすくなる声、特権を使ってできること/やるべきこと、本や本屋というメディアが持つ社会的な責任、一切合切引き受けまくって、声が枯れて喉が潰れるまで叫んで騒いで暴れ回ってやる。 ——編集後記 / p89より 「石としてある」は、意味も定義も説明も証明も求められず、wただそこにあるものとして観測される文章や表現が集まるための場所として、だれにでもひらかれた文芸誌です。 自分自身のあり方や立ち居振る舞いについて、説明を求められたり勝手に解釈されたりしやすい社会のなかで、他者からの一方的なまなざしやわかりやすいストーリーから遠く離れ、説明できなさ/定義できなさを主体的に祝福し、曖昧で流動的な瞬間を記録して積み重ねていくような、そんな場所を目指します。 ポケットにこっそり忍ばせて、ひとりで眠れない夜のとなりに、みんなが帰った後のあかるい人恋しさのとなりに、だれかと通じ合えなさを感じた心許なさのとなりに、足元を細くゆらゆら照らすあかりとしてともにあれたら嬉しいです。 (本屋メガホンのサイトより、転記) [目次] 愛という<呪い>を纏わせ生きること。/dot./瀬川貴音 狼煙と火元/だいき 私たち、なけれねばならぬものたち/おがわまき ポスト・プール/オカワダアキナ 地球沸騰化時代の到来、ことばの萌芽/ヤマザキやーゆ 今日の生き方/とりにく あなた(たち)へ/るり 水の中で半ば目覚め、半ば眠っている/とりうみ きしとこどくの話/灰田条/thur. 編集後記

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