イラスト / 細川貂々
晶文社
2020年7月5日 初版
四六判 / 304頁
「セルフケア」とは確かに「自分で自分を助けること」ですが、それは決して「人の助けを借りず、ひとりっきりで、自分を助けましょう」ということではありません。「自立とは依存先を増やすこと」という名言(…)がありますが、私たちは互いに頼り、頼られる関わりの中でこそ、自立して生きていけるのです。
——第2章 誰かとつながる / p58より
気晴らしになる行動をたくさん用意しておくことも大事です。「気晴らしなんて意味がない」「気晴らしなんて問題から逃げているだけだ」と思う人がいるかもしれませんが、気晴らしをして心が軽くなってから、問題解決に取り組めばいいのです。
——第7章 小さなコーピングをたくさん見つけよう / p204より
どうか皆さん、生きていれば、いろんなストレス体験があり、いろんな傷つきやピンチがあるかと思いますが、本書で紹介したワークを1つでも2つでも実践していただき、生き延びてください。生き延びる限り、自分自身を支え、助けてあげてください。それがひいては、互いに助け合うことのできる、あたたかい社会につながるのだと思います。
——おわりに / p296より
ストレス、不安、不眠などメンタルの不調を訴える人が「回復する」とは、「セルフケア(自分で自分を上手に助ける)」ができるようになること。
「洗足ストレスコーピング・サポートオフィス」の所長であり、30 年にわたってカウンセラーとして多くのクライアントと接してきた著者が、その知識と経験に基づいたセルフケアの具体的な手法を100 個のワークの形で紹介。
裏付けとなるのは、「ストレスマネジメント」「認知行動療法」「マインドフルネス」「コーピング」「スキーマ療法」といった理論や手法。それらを、一般の方がわかりやすいように、可能なかぎり専門用語を使わずに紹介します。
(晶文社のサイトより)
[目次]
はじめに
本書への取り組み方
第1章 とりあえず、落ち着く
第2章 誰かとつながる
第3章 ストレッサーに気づいて書き出す
第4章 ストレス反応に気づいて書き出す
第5章 マインドフルネスを実践する
(身体、行動、五感を使って)
第6章 マインドフルネスを実践する
(思考、イメージ、感情に気づいて手放す)
第7章 小さなコーピングをたくさん見つけよう
第8章 生きづらさの「根っこ」と「正体」を見てみよう
第9章 「呪いのことば」から「希望のことば」へ
第10章 「内なるチャイルド」を守り、癒す
おわりに