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青草と光線 / 暁方ミセイ

1,650円

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発行 / 七月堂 2023年3月25日 発行 A5変 / 114頁 2017~2022年頃までに書かれた詩が収められています。 そんなものはないと知るわたしの脳と 豊かな感受体のあいだで ほんものらしく 夏の始まりの夜の 香りでよそぐ 月明かり ぼんやり蒸気をあげて 世界のうらがわで 草の青い影を踏みながら わたしたちがつくるのは 世界の細密な具体で 善良さではない あらゆるものが役に立つし どんなものも 同じくらいにしか価値がない ——帰郷 / p94より もっといい人間にならなければ、恥ずかしくない思考と行動をもつ者にならなければ、と思うのですが、一方で、それに激しく反発する自分が、わたしに詩を書かせていました。汚れや、醜さを無視するな、と内なるわたしは、かつてないほど主張していました。品行方正でいることが何だ、結局それは自分の保身のためだけじゃないか、悪を認めろ、鬼を認めろ。それらはすべて存在として善と平等だ。なにもかもはあっていい。それとどういう関係を結ぶかが、問題なのだ。 ——あとがき / p110より [目次] 秋と空虫 壁隣の虹  雲摺師  油山迷歩  身がわり  宿願  月明かり 神経と光線  夜来雲  花畑  瑠璃 鬼たち  三隈川  蓮池  代謝  夏越祓  大宰府  鵺 祝い鈴  早春賦  冬祭の森  わたしの犬に  白椿 青草と地平  帰郷  霧中  秋の印 夜は晴れ  夕靄 あとがき

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