著者 / 竹中万季・野村由芽
発行 / me and you
2023年5月14日 発行
B6判
♡日記文通—diary and letter—とは?♡
me and youのふたりの日記と、お互いの日記から考えたことや感じたことにお手紙をそっとそえた「日記文通」のこころみです。わかりやすい言葉を少し脇に置いておいて、誰に見せるでもない自分のためだけの言葉をまず書いてみること。その言葉を親密な場所ですこしだけオープンにすること。朧げな自分の思考の輪郭を朧げなまま認識し、それを共有することで、個人が個人のままでいながら誰かと生きる未知の豊かさに迷いながら辿り着けるのではないか?という実験の記録です。
——本書より
小田急線の事件の供述をTwitterで読んで、わっと泣いたあとだった。なぜ泣いたのかはわからない。こともないけれど、その事件だけに向き合って泣いたのかというとそうではないのだろう。さまざまな記憶を思い出してしまう。だけど、自分の見たいようにこの事件を見てはいけないと、同時に強く思う。どんな出来事も、自分の意見を代弁するために利用しそうになったら、立ち止まること。レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』、小川たまか『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』、氷室冴子『いっぱしの女』などを必要にかられて集中して読む。近くのこと、内面のことに意識がむきすぎて、からだが混乱していくのがわかり、どすんと疲れて、ただ横になった。
——2021.8.7 野村由芽より
最近読み終えた堅田香緒里さんの『生きるためのフェミニズム パンとバラと反資本主義』で、「セーファースペース」が「セーフ」ではなく比較形容詞の「セーファー」である理由を知った。すべての人がいつでも安心して過ごせる完全に安全な空間というものは存在していなくても、諦めずに「より安全」を目指していくこと。それは一人ひとりがどうやってその場所に関わり育てていくかにかかっていて、手をたたいた瞬間に「今から安全です」という完全な状態が生まれるわけではないのだ。目の前のことにも、世界で起きていることにもつながっていく話、だれかと話したいな、とぼんやり考えていた。
——2022.3.23 竹中万季より
[目次]
2021.4.28 野村由芽
2021.4.28 竹中万季
2021.5.9 野村由芽
2021.5.24 竹中万季
2021.6.10 竹中万季
2021.6.25 竹中万季
2021.7.10 野村由芽
2021.7.16 竹中万季
2021.7.22 竹中万季
2021.7.30 野村由芽
2021.8.7 野村由芽
2021.8.26 野村由芽
2021.8.26 竹中万季
2021.9.5 野村由芽
2021.9.7 竹中万季
2021.10.22 竹中万季
2021.11.16 野村由芽
2021.12.2 野村由芽
2021.12.2 竹中万季
2021.12.14 野村由芽
2022.1.14 竹中万季
2022.1.25 野村由芽
2022.1.27 竹中万季
2022.2.20 野村由芽
2022.2.25 竹中万季
2022.3.11 野村由芽
2022.3.23 竹中万季
2022.4.7 竹中万季
2022.4.22 野村由芽
2022.4.22 竹中万季
2022.5.20 野村由芽
2022.5.20 竹中万季
2022.6.3 野村由芽
2022.6.12 野村由芽
2022.6.17 竹中万季
2022.7.9 野村由芽
2022.7.14 竹中万季
2022.7.29 野村由芽
2022.8.9 野村由芽
2022.8.17 野村由芽
2022.9.25 竹中万季
2022.9.26 野村由芽
2022.10.12 竹中万季
2022.11.11 竹中万季
2022.12.4 竹中万季
2022.12.26 野村由芽
2023.1.4 野村由芽
2023.1.19 竹中万季
2023.1.22 野村由芽
2023.2.16 竹中万季