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本をともす / 小谷輝之

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発行 / 時事通信出版局 発売 / 時事通信社 2025年3月31日 初版発行 四六判 / 248頁 考えることを放棄せず、考えることに向き合える本を売っている、葉々社の店主の日々の仕事を綴ったエッセイ (時事通信社のサイトより) 本書は、私が葉々社を開業するまでと、開業してからの記録である。毎日、どんなことを考えながら本屋の仕事を継続してきたのか、また、目の前に立ちふさがる課題に対して、どう向き合ってきたのかについて、具体的な数字を示しつつ振り返っている。 本屋が好きな人、本がないと生きていけない人たちのことを想像しながら原稿を書いた。本書をきっかけにして、全国各地に小さな本屋がもっと増えていくことを願っている。 ——はじめに / p3より 開店当初は鼻息荒く、より多くの情報に接することで、より有益な情報が手に入ると信じていた。それがお客さんのためになると。しかし、その方法では商売として長続きしないことがわかってきた。日々発信される情報があまりにも多すぎるのだ。細かい仕事が無数に存在する本屋業において、新刊と既刊のチェックにかけられる一日の時間は限定される。 ——第2章 半径50センチを幸せにする仕事 / p72より 他人と自分とを比べてしまうと際限がない。精神的にもいいことがない。誰かが行っていることに追いつくため、分不相応な振る舞いをすると必ずひずみが出る。そして、ミスが増える。もしかすると、お客さんの信頼を失うような事態にもなりかねない。何事も丁寧に、必要なら時間をかけて行う。日々、心がけていることだ。 全身全霊で仕事に取り組みすぎずに、余白を少しだけ設けつつ働く。この働き方が自分にとっても、お客さんにとっても合っているのではないかと思う。余白を定期的につくっておけば、その余白を使って、できることも増える。 ——第3章 顔が見える店主 / p177より [目次] はじめに 第1章 のれんのある本屋  やっぱり紙の本が好き  ひとり出版社のち、ひとり本屋  物件選びは直感で  すこぶる評判の悪いのれん  本は「どこから」「何を」「いつ」仕入れる?  棚を構成するもの  ギブ&ギブ 第2章 半径50センチを幸せにする仕事  待つということ  能動的に待つことを楽しむ  一冊を大切に売る  適切な情報量  世代を超えて  出張本屋  一年目の振り返り  展示スペースから広がる世界  客注  オンラインストアの向こう側  二年目の振り返り  梅屋敷ブックフェスタ  分室スタート  信頼関係のその先に 第3章 顔が見える店主  読書について  本屋なのに本が読めない  無理はしないと決めている  偶然の出合い、必然の出合い  アイデアの源泉  記憶と読書 第4章 本をともす  ひとり出版社の人と本  街に本屋があることで  持続可能な本屋のかたち  私の好きな本屋  大型書店の経営層のみなさまへ  三年目の振り返り

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