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interline / 川成灯

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2026年5月4日 初版発行 A6判 / 198頁 わたしはまだ、何かをつくる側でいたいな、と思った。 たった一冊の自主製作本が完成してからもふつうの生活は続いていく。全く書けないまま書店に足を運び、ひとり部屋で考えたなつかしい木漏れ日やあたらしい傷のこと。 日記を続けられない著者が書かない日/書けない日を肯定しながら、ただ「日記が在る」日々を歩き、ふたたび本を作るまでの、2025年夏から2026年春にわたる9ヵ月の日記。 (著者のホームページより) お昼はさとうさんと合流し、中目黒のスープストックトーキョーでお昼。さとうさんはダイエットしているからカボチャのポタージュに丸パンひとつを頼み、まるで戦時下の配給のようだった。隣のツタヤでルームシューズが売っていて、ちょうど記念日にあげようと思っていたからその場で買ってあげた。 ——10/13 / p64より 昨日ついに柔軟剤を買ったので出勤前に洗濯をしてみる。家を出るギリギリまで洗濯が終わらず焦る。なんとか干しきって出勤。 自分だけのメモにどこまで進めたかが書いてあったが、あり得ないほど不親切、なにがなんだかさっぱりわからない。なんの仕事をしていたんだっけ、なにがわからなかったんだっけを思い出すのに数時間かかった。わからないと、すぐ眠くなる。ついにマキノさんに「眠そうだね」と声をかけられてしまった。黄色信号だ。遠くを見やるとひとつ下の後輩の女の子がくうくう寝ていた。わたしが眠い時、彼女を見るとたいてい寝ているので安心する。 ——1/5 / p124より 帰って部屋で1時間ほど泣いて、それからスーパーに発泡トレーと牛乳パックを捨てに行った。生活を続ける。後悔や傷に振り回されないように。これを正解にする日々を続ける。 ——2/7 / p150より

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