著者 / 杉江由次・大谷皓太
発行 / 4B
発売 / 本の雑誌社
2026年2月21日 初版第一刷発行
四六変 / 144頁
誰かと語り合いたかった。
真剣に、本気で。
本や本作りや本屋のことを——
本の雑誌社の営業杉江由次と三鷹UNITÉ・京都鴨葱書店の店主大森皓太が交わした往復書簡12通を書籍化。
いま本を売ること。いま本をひらくこと。その切実さを、問いと言葉で確かめる。
(公式サイトより)
「四六判ってダサいですよね」
東京の三鷹にオープンしたばかりの本屋さんでカウンターに佇む青年が言い放ちました。あわててその顔を見つめると爽やかな微笑みを浮かべつつも眼鏡の奥で目がきらりと光っておりました。
その瞬間、私はこの人は信頼ができると思ったのです。
——はじめに / p4より
摑んでおきたいのは、このような人間のダメなところを描いた物語に心が落ち着いた人がいたということです。(…)この「人間という存在の弱さを真正面から見据えてい」るものが今も求められているのではないかと思っています。
それは「言葉/言語」を確かめる営みと接続しています。どんな言葉を使って生きていくかということは、つまるところどんな人間になりたいかということで、決定的に大事です。
——第4便 「教養」の変化 / p53より
言葉というのは、あるいはコミュニケーションというのは、もしかすると数に置き換えられるものではないのかもしれません。いいねの数や販売部数では計れない何かなのではないかと思うのです。
——第9便 文学フリマで何冊売っても満たされない心 / p102より
[目次]
はじめに
第1便 「街の本屋になりたいですか」
第2便 何から「独立」しているのか
第3便 いま求められている本とは
第4便 「教養」の変化
第5便 心が晴れる場所
第6便 「良い本」と「売れる本」
第7便 読むや読まざるや
第8便 言葉の苦しみ、言葉の恵み
第9便 文学フリマで何冊売っても満たされない心
第10便 まだ言葉が見つからなくても
第11便 人生をかける
第12便 希望をひらく
あとがき