編者 / 赤井浩太・松田樹
発行 / 人文書院
2024年11月30日 初版第一刷発行
A5判 / 276頁
知の冒険マップ
ここは砂漠か新天地か。noteの人気連載「批評の座標」、ついに書籍化。各論考を加筆修正し、クエストマップ、座談会、ブックリストを増補。さまざまな知の旅路を収録した「批評ガイド」の決定版。新たな冒険者をもとめて!
「古き」批評家たちを、「新たなる」書き手たちが批評する。機が熟したのだ。
——小泉義之(哲学/批評)
"批評”が冬の時代を迎え、冷え切った"批氷"になった。
その上を高速で滑る芸を競うゲームも下火だ。
雪解けは近い。この本は評にあらず(“非評”)。
スパイクのピンにして、歩め!
——荘子it(Dos Monos)
【寄稿者一覧】(掲載順)
赤井浩太(編者)/小峰ひずみ/松田樹(編者)/韻踏み夫/森脇透青/住本麻子/七草繭子/後藤護/武久真士/平坂純一/渡辺健一郎/前田龍之祐/安井海洋/角野桃花/古木獠/石橋直樹/岡田基生/松本航佑/つやちゃん/鈴木亘/長濵よし野
【対象の批評家一覧】
小林秀雄/吉本隆明/柄谷行人/絓秀実/東浩紀/斎藤美奈子/澁澤龍彦/種村季弘/保田與重郎/西部邁/福田恆存/山野浩一/宮川淳/木村敏/山口昌男/柳田國男/西田幾多郎/三木清/江藤淳/鹿島茂/蓮實重彦/竹村和子……
(版元のサイトより)
批評家の役割の一つには、地図制作がある。確かにそうだ。作品や社会に対する既存の認識を批判して新たなパラダイムを打ち出す、作品群を駒のように配列して構図や文脈を作り出す、そのようにして読者に同時代的な地図を提供する。しかし、問題はそうした「地図」が人びとの旅を呪縛するということである。
——序文——旅する理由 / p7より
「わたし」は、だれのこともなかったことにしたくない。これからもしない。そしてそれを、言葉だけにしたくない。わたしには限界があり、傷つけられる可能性と同時に傷つけることも可能性としてもち、また沢山の間違いをすでにしている。だから信じなくてもいい。わたしさえ、欺瞞かもしれないと思う。それでもなお、わたしは、すべての「あなた」をなかったことにしたくない。「あなた」に出会うわたしのことも、なかったことにしたくない。
——「あなた」をなかったことにしないために / p221より
そう。吉本とか柄谷には社会の見方を変えてしまう文章の力がある。
——座談会 / p251より
[目次]
序文——旅する理由(松田・赤井)
第1部 批評の座標
赤井浩太(小林秀雄)
小峰ひずみ(吉本隆明)
松田樹(柄谷行人)
韻踏み夫(絓秀実)
森脇透青(東浩紀)
住本麻子(斎藤美奈子)
七草繭子(澁澤龍彥)
後藤護(種村季弘)
武久真士(保田與重郎)
平坂純一(西部邁)
渡辺健一郎(福田恆存)
前田龍之祐(山野浩一)
安井海洋(宮川淳)
角野桃花(木村敏)
古木獠(山口昌男)
石橋直樹(柳田國男)
岡田基生(西田幾多郎 / 三木清)
松本航佑(江藤淳)
つやちゃん(鹿島茂)
鈴木亘(蓮實重彥)
長濵よし野(竹村和子)
クエストマップ(作品遍歴)
第2部
座談会
ブックリスト
書き込みカスタムマップ
編集後記