other
2022年8月24日 発行
A5判(147mm×210mm) / 124頁
私は、この家での生活が好きで、なによりこの家で暮らす自分のことも好きだった。
「新宿区立総合天然宙屯地」p.122より
20年前の横浜の公衆電話をめぐるあれこれ、新宿の片隅での日々と引越しのこと、城ヶ島のほら穴、埴輪ハウスと埴輪のじいさんの話——
著者である小指さんの人生を、一瞬だけ横切ることができるような、漫画と文章による記録です。
ここで語られる彼女の人生は、物語のように不思議で、現実離れして、おかしくて、寂しく、切実です。
切実ながら、絶妙で独特なことばのセンスが光っていて、おいしい飲みものを飲むみたいに、夢中でぐんぐん読み進めてしまいます。
心に隙間を感じたときや、ふと立ち止まったとき、一緒に傍らにいてくれる一冊です。
目次
よこはま2002
引越し
ほら穴
せっかちSさん
新宿区立総合天然宙屯地