A5判(147mm×210mm) / 144頁
おつかれ様ですわたし.
朝から日が没するまで働いちゃったりなんかして、よくやってるよ. あたり前でもなんでもなく感心されるに値する行為だと思うんですが. 朝から日没まで働いた人間かき集めてみんなで崇め合いたい.
——本書p.96より
なぜ男女が仲良さそうにしてると恋に結びつけたがるのでしょうか. なぜその一択にあえて絞る人間が多いのでしょうか. 多数決的にそれを世間一般周知の事柄にしてしまうのは暴力ではないでしょうか. みんなちがってみんないいのではなかったのでしょうか. (…) 恋してなくても結婚してなくても子どもいなくても、肩身のせまくならない、ちゃんとした形の市民権・永住権がほしい.
——本書p.115より
前作「あさみボンゴレ」につづく、湖麻美さんによる日記(2021/11/5〜2022/3/13)。
怒ったり、悩んだり、感動したり、考えたりする、日々の記録です。
手書きの文章と、まるで彼女の分身のようなイラストが踊ります。
どきりとさせられるところがありながら、思わず笑ってしまうような、味わい深い思索に触れる贅沢な体験です。
こんなふうに正直に、自分自身と対話しているなんて!
尊い姿勢に心をわしづかみにされると同時に、その姿を目撃できる幸福に胸が高鳴ります。
読めば読むほど、親しみと好意がふくらみ、おしまいには大好きな友だちを見つけたような気持ちになります。
特別な日めくりカレンダーみたいに、毎日、麻美さんのことばを摂取できたら、小さく、確かな力になりそうです。