A5判(147mm×210mm) / 64頁
そう「彼氏」と「恋愛」は 私を傷から守った
性愛対象として 低評価される傷から
——本書より抜粋
ユミコとタマヨは恋人どうしではない。
けれど、お互いをパートナーとして、ともに生活と未来をつくろうとしている——そんな、なかよしで、ビッチで、とっても素敵なふたりのものがたりです。
ふたりが選びとった、ジェンダーにもセクシャリティにも囚われないありかたは、「普通」や「あたりまえ」に侵されているわたしたちの目を開かせる、強い力があります。
そして本書には、ユミコが腕や足にふわふわと毛を生やしたり、タマヨがマスターベーションをしたりする描写をはじめとして、恥ずべきことと思わされていること、禁忌のように扱われていること、ないものとされていることが、堂々と描かれています。
なんと心強い味方でしょうか!
ユミコとタマヨに倣って、わたしたち一人ひとりも、社会の規定する幸福ではなく、他でもない自分自身のこころが決めた幸福によって満ち足りていたい。
これは、そのための足掛かりになる、大事な一冊だと思います。