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そこに私が行ってもいいですか? / イ・グミ

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神谷丹路 / 訳 里山社 2022年3月30日 初版発行 四六判 / 528頁 朝鮮の娘たちは、家族や男の兄弟のために犠牲になるのが当たり前だと思って生きてきた。スナムの人生もそうだった。だが、貧しく低い身分で、女として生まれたのは、自ら選んだことではない。同じように、植民地の民となったのも、国に力がなかったからだ。なのに、苦しみは個人や民が負わなければならない。 ——ニューヨーク / 398頁より 人間は複雑で多面的な存在で、完全な善人も悪人もいない。誰もが自らの欲望や利益の前で、揺れながら生きている。そういう人間を、日帝強占期(植民地期)という歴史的枠組みに閉じ込めて、二分法的に描きたくなかった。この小説を、若い人だけでなく、生きることの重さに圧倒され、かつて十代だったことを忘れて過ごしている大人たちも、ともに読んでくれたらと思う。 ——イ・グミ(著者)/ 帯文より 日帝強占期(日本の植民地時代)、一人の少女が朝鮮半島の南から出発して、中国、ロシア、ヨーロッパまで行く。 その道のりは、時代状況、身分、性別、人種、学歴の差など、多くの障害物を乗り越えていく過程でもあった。 女とは、階級とは、国とは、人種とは——海を越え、運命を切り拓く少女たちの物語。 日本軍慰安婦、対日協力者、アメリカ日系人収容所など、複雑な日韓の近現代史を、女の視点から描く傑作エンタテインメント。 (里山社ホームページ、本書「作者の言葉より」抜粋) [目次] プロローグ 終わらない話 第1部 旅立つ人びと 1920~1939年  嘉会洞の屋敷  誕生日のプレゼント  八番目の子  軽蔑と羨望  彼らの夢  旅立つ人びと(一)  旅立つ人びと(二)  春から夏まで  秋から冬まで  寺尾ひかり  子爵の娘  波打つ朝 第2部 暮れない時間 1939~1954年  覚めない夢  サンフランシスコ  生への脱出  霧の中の暮らし  明るい夜  木のない果樹園  ニューヨーク  呪われた家  ここから<そこ>へ  暮れない時間(一)  暮れない時間(二) エピローグ 新たに始まる話 作者の言葉 訳者あとがき

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