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魔法少女はなぜ世界を救えなかったのか? / ペク・ソルフィ ホン・スミン

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渡辺麻土香 / 訳 晶文社 2023年11月15日 初版 四六判 / 192頁 性差を必要以上に強調し、男の子なら、女の子ならこれを欲しがるのが普通だと社会的な暗示をかける行為は、結果として子どもを含む消費者に、自分は自発的に商品を選んでいるという錯覚を起こさせます。自分は女の子だからこの商品を買うように「誘導された」のではなく、自分は女の子だからこの商品を好むのは「当然」だと感じさせるのです。 ——第3章 / p41より 市場フェミニズムとは簡単にいうと、市場が見せる「大衆ウケする」女性主義的なメッセージのことです。家父長制を直接攻撃することなく、資本主義を含む現在の体制には背かないところで、個人的な成功や権力の向上、自律性にフォーカスする。(中略) もちろん、女性主義的なメッセージは広まるに越したことはありません。ですが、できる限り多くの人に消費してもらおうと思えば、女性主義のかわいげがなくて、魅力や親しみに欠ける部分を取り除く必要が出てきます。商品をヒットさせるには、トゲを出してはいけないのです。 ——第8章 / p92より 女性アイドルは、現代社会を生きる少女たちに与えられた唯一無二の「実写版少女像」と言っても過言ではありません。アイドルは、少女たちの文化的・少女的アイデンティティが目指すべき一種のお手本として、そうした少女像を露骨に「提供」します。 ——第14章 / p154より 魔法戦士に変身して戦う姿は少女に自信を与えるのか、それともミニスカートにハイヒール姿の性役割を植えつけるのか? 少女文化コンテンツがもつ二面性への問いを発端とし、ディズニープリンセス、おもちゃ、外遊び、ゲーム、魔法少女アニメ、文学、K-POPアイドルまで、子どもたちが触れるコンテンツが内包するジレンマ、問題点を洗い出す。 (晶文社のサイトより) [目次] はじめに 第1章 ディズニーは、どうやってプリンセスブランドを     復活させたのか? 第2章 外は危険、ディズニーから離れないで 第3章 女の子は人形を、男の子はアクションフィギュア     を本能的に求めるのか? 第4章 子どもには思う存分遊ばせよ! 第5章 ゲーム業界、どうしようもないと思っていたら     間違いでした 第6章 魔法の国からやってきたサリーのパラドックス 第7章 魔法少女アニメが衰退した理由 第8章 セーラームーンはなぜ世界を救えなかったのか? 第9章 魔法少女アニメはおもちゃのカタログ? 第10章 すべての文学は少女から始まった 第11章 私らしくいられない世の中で「児童書」として      生き残る 第12章 文学界、少女ヒーローの裏に隠された性差別の陰 第13章 アイドル「パスニ(追っかけ)」、     「ファンフィクション(二次創作)」、     「ホームマスター(ファンサイトの管理人)」、     それぞれの推し活 第14章 白状します、女性アイドルを見るたびに     申し訳なくなる理由を 第15章 少女は幻想を満たす存在ではなく、人間です! 出典 参考文献

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