ヒロノアユミ / 編集・デザイン・装画
13番館
2024年12月8日 初版第一刷発行
B6判 / 174頁
車のなかで、鍵・貴重品(身分証明書も含め)をなくす、ということについて考える。心細い。暮らしていた家、土地へ戻れないことを思う。当たり前に比べものにならなかったけど、比べものにならないんだよなってスタンディング直前に痛感できたのはよかったのかもしれない。
——2023年12月22日 木内久乃(三島市民) / p23より
ガザのバルサムさんから久しぶりにDMがきた。2週間以上ほぼ連絡が取れない状態だったので、少し安心した。「私たちは2日前からアル・ザワイダ(デイル・アル・バラ北東)に、避難(強制移動)しています。私たちのために祈って。いつも私たちを忘れないでください。私の声が貴方たちへ届くように、インターネットが使えるようになんとか頑張るよ。でも、それまで貴方たちを信頼しています。」と書かれていた。彼女たちが向かった地域に本当にインターネット環境があるかはわからない。
——2024年5月16日(木) 川名倫明 / p68より
パートナーは、私を糸口に世界に目を向けるようになって、考えるようになったのだと伝えてくれた。だけど、私が自他に求めてしまう「正しさ」みたいなものが負担でもあるということも。信念を持ちながら柔軟であることは本当に難しい。
——2024年10月1日 武田花 / p137より
私は本当に大切なものを何者にも奪われないために、NOと言っていい。
「誰からも嫌われない自分」は、私にとって本当に必要なものではなかった。だから手放すのだ。
他人軸の生き方にNOを。
自分の心に嘘をつくことにNOを。
加担させられることにNOを。
——2024年10月13日 ほんだあやの / p165より
この本は、SNSでの公募や友人知人への呼びかけを通して集まった71名の方の「パレスチナについて考えた日の日記」をまとめた日記集です。経費を除く売り上げはすべてパレスチナでの人道支援への寄付にあてます。
2024年10月。ガザ侵攻から1年、ナクバからは76年。いてもたってもいられず、この企画を立てました。
この本が、パレスチナを想う人たちにとってお守りのようにはたらくことを願っています。
編集 ヒロノアユミ
(本書冒頭より)