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夏の感じ、角の店 / 高橋翼

残り3点

1,320円

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2024年12月1日 初版発行 B6判 / 110頁 代田橋の日曜はかなりのんびりしていて、今日は戸を開け放したまま音楽をかけてまったり。赤ちゃんを連れたご夫婦が来店。感じが良くて、やすりがけで沈んだ気持ちを盛り返す。気がつくと自動選曲に変わっていて、The Cureの『Friday I’m in Love』のメロディが。休日の午後にバッチリなカバーで、こんなのあるんだとアーティストを確認すると、Yo La Tengoだった。曲の歌詞とは違い、特に金曜が、ということはないけれど、それぞれの日で思うことが、互いにどこか別の日を支えている。 ——2024/6/16 日曜 晴 営業時間 14:00-18:00 / p12より 意外にも忙しくて食べ損なっていた遅い昼食をとりながら、さっき言われたことを思い返す。僕もあなたたちに会えてうれしかったです。記録することで見えてしまう「不在」も確かにあるけれど、やっぱりこうやって「在る」ことを残せる喜びもある。ここに立たなければ会うことも、知ることも無かったはずの誰かとの関係。 新しい繋がりが生まれたり、想像していなかったことが起きたりする。この希望の光のようなものを残しておきたいなと思った。時々訪れる黒い渦に飲み込まれそうになることもあるけれど、誤魔化しながら、時々こうして救われながらなんとかやっている。今日はいい日。 ——2024/7/28 日曜 晴と曇り 営業時間 13:00-17:00 / p56より 昨日の残りの鶏ムネ肉のみぞれ煮とお味噌汁。主食兼デザートでこちらも昨日ミスドで買ったドーナツ。変わった取り合わせなのは余りものを一気に片付けるため。今日から旅行なのだ。少し大きめのトートバッグに荷物を詰めた。と言っても小さなファイルと本と着替えを少しだけ。後は巾着に普段持ち歩くものを入れるだけだから準備はすぐに終わる。最後に気分に合いそうなハンカチを3枚選んで、そのうちの1枚をポケットに、のこりを巾着に入れて完了。 ——2024/8/19 月曜 東京—大垣 / p74より 京王線代田橋駅。各駅停車しか停まらない小さな駅の駅前にある角の店『予感』。 ほとんど週末しか営業していないこの店の店頭にひとりきりで立ちながら思うこと、店の運営にまつわったりまつわらなかったりすることについて記した日記のまとめ。 日々起きる出来事を書き留めながら思いだす、店を始めるに至るまでのこと、もっとむかしのこと。 残したくないものもたくさんあるけれど、残したいものがあったことを肯定したい。 そう思いながら、なんとかやってます。 (予感のウェブサイトより、抜粋)

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