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エトセトラ VOL.8 特集:アイドル、労働、リップ

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特別編集 / 鈴木みのり・和田彩花 発行 / エトセトラブックス 2022年11月30日 第1刷発行 A5判 / 144頁 「アイドル」を含めたいろいろな人たちが、心身ともに健やかでいられるには——「アイドル」の表象、労働、消費について考える、これまでなかったことにされてきた必要で切実で多様な声を集めた特集号 フェミニズムを身近なテーマから考えるマガジン「エトセトラ」8号目の特集は、「アイドル」。 自身がアイドルの和田彩花、アイドル文化を含めた表象について執筆を重ねてきた鈴木みのりを特集の編集に迎え、労働、心身の健康、ボディイメージやライフスタイルの消費、SNSを巡る諸問題に向き合い、そしてアイドルから得られる希望や喜びとは何かを探る。1408もの声が集まった「アイドルの未来のためのアンケート」も! 特集外も、ジュディス・バトラーへのロングインタビュー、「オープンレター 女性差別的な文化を脱するために」原文掲載など、残しておきたい記録に満ちた一冊。 (エトセトラブックスのサイトより) 20歳前後、どうしたら大人になれるかを考えていた。前髪を伸ばした。周囲は、当たり前のように理想の恋愛や結婚観を語り始めたけど、私は当たり前のように恋愛や結婚に興味がなかった。そして、なぜ恋愛の歌(それも多くは異性に向けられた)を歌わなければいけないのかわからなかった。 ——特集のはじめに(和田彩花) / p5より 自分で自分を評価できないまま年齢を重ねてゆくのは恐ろしい事で、私自身いまだに「お前はニセモノ」だと自分で思ってしまう事がよくある。自分に実体を感じられないから、「本物のエッセイスト」「本物の人間」が存在するという前提が生まれてしまっているのだ。 これが女性アイドルだったらどうだろう。「私は〇〇というグループに所属していて、〇〇歳で、こういうキャラで、世間的にこの程度かわいくて、このメンバーとこういう関係性だから、この程度仕事が頂けている」と思い続け、グループを卒業した後にファンが減る。そうすると「やっぱり私個人に力なんて、魅力なんてなかったんだな」「本物のアイドルじゃなかったんだな」と思わされてしまうんじゃないだろうか。「早く新しい属性に所属しなくちゃ」と焦る人もいるかもしれない。属性に存在意義を預けすぎると、ただ生きる事も難しくなるかもしれない。 ——ファンと消費(犬山紙子) / p45より 「私は勉強して人間らしく生きたい。自由とはなんだろう。同じ人間なのに、身分がちがうから結婚できないとか、女工だから貧乏だからと今までばかにされてきた。 ……だれかがどこかで糸をつむぎ、ハタを織り、それで人間は冬でも暖かく暮らしているのに、女工のどこがなんで悪いのだと腹をたて、手さぐりで生きてきた。……昔とちがい、友だちもできた。働けば金に困らんが、団結してなにを、どうたたかえばいいのかがよくわからない」。 ——who is she? / p129より [目次] 特集:アイドル、労働、リップ 特集のはじめに(鈴木みのり・和田彩花) 【エッセイ】 菅野つかさ「少女時代を通して出会った世界」 野中モモ「『街いちばんのナイス・キッドたち』によせて」 藤野可織「私はいかにしてアイドルの恋愛に一喜一憂するようになったか」 犬山紙子「ファンと消費」 【創作】 岩川ありさ「わたしはこぶしを握りしめる」 【論考】 ハン・トンヒョン「矛盾に満ちた『推される人』たちにかかる負荷が少しでも減ることをいつも願っている」 上岡磨奈「アイドルとあなたとは何も変わらない、同じ人間である」 田中東子「アイドルたちは何を開示しているのか?」 【写真】 藤岡亜弥「熱狂の広島、オバマがヒロシマに来た日」 【インタビュー】 竹内亜矢子「〈自分の身体と折り合いをつける〉ために試してみたいエクササイズとストレッチ」 寺嶋由芙「好きなことを好きでいるために、アイドルの問題を話していきたい」 内藤忍「働くすべての人の『労働』が、守られるために知りたいこと」 【アンケート】 わたしの“アイドル” 宇垣美里/エミリー/太田莉菜/温又柔/カナイフユキ/近藤銀河/佐久間裕美子/佐野亜裕美/柴崎友香/周司あきら/岨手由貴子/仲西森奈 /羽佐田瑶子/valknee/潘逸舟/丸山美佳/宮越里子/森栄喜/WAIFU 1408の声が集まった 「アイドルの未来のためのアンケート」 特集のおわりに(鈴木みのり・和田彩花) ------ 【インタビュー】 ジュディス・バトラー「反ジェンダー、反多様性にフェミニズムは抵抗する」 【アーカイブ】 「オープンレター 女性差別的な文化を脱するために」を記録する 【寄稿】 北原恵「イトー・ターリが遺したもの――追悼展示会報告記」 【フェミリポート】 下郷さとみ「ブラジルの政治を、先住民族の女性・マイノリティの手に」 【連載】 「編集長フェミ日記」(2022年8月~10月)鈴木みのり・和田彩花 「ふぇみで大丈夫」ナガノハル/vol.4:ちゃんみな大好き 「ここは女を入れない国」伊藤春奈(花束書房)/第6回:炭鉱と女人禁制 「Who is she?」大橋由香子/第5回:日雇いで働くニコヨンの彼女 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:須藤はる奈 NOW THIS ACTIVIST :門田亜里砂 etc. bookshop通信

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