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道具のブツリ

2,420円

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文 / 田中幸・結城千代子 絵 / 大塚文香 発行 / 雷鳥社 2023年7月30日 初版第1刷発行 A5変 / 272頁 「理にかなったものは美しい」 25個の生活道具とそこに隠されたブツリをひも解く、風変わりで、やさしい、物理学の入門書。 身の回りのものはすべて自然の原理や法則のもと成り立っています。役に立たないと思われがちな中学・高校で習うブツリが、実はさまざまな道具がもつ「用の美」の基礎になっているのです。 本書は、誰もが一度は使ったことのある生活道具を「ながす道具」「さす道具」「きる道具」「たもつ道具」「はこぶ道具」の5つの章に分け、物理を専門とする教師ふたりが、ああでもない、こうでもないと呟きながら、道具とブツリの面白い関係について語ります。 難しい公式や計算はいっさい出てきません。 点で突き刺すフォーク、慣性の法則で水を切るざる、 無限の刃渡りをもつピザカッター、 空中の支点でてこを動かすハサミ…etc. 紀元前に生まれたスプーンや車輪など、今なお変わらない道具の形やしくみにもう一度目を向けることで、長い年月を経ても廃れない道具のデザインや機能が見えてくることでしょう。 開くと正方形になる縦長の判型、開きのよいコデックス装。そして色やテクスチャを版画のように重ねた、独特な風合いのある大塚文香さんの挿絵にもご注目! (雷鳥社のサイトより) 点という最小面積で楽に刺したら、今度はその少ない接触面積で食べ物を持ち上げて口まで運ばなくてはなりません。焼いた鶏肉なら垂直に持ち上げても、しっかりフォークにくっついてきてくれますが、ふんわりした食感のシフォンケーキなら、フォークが途中ですっぽ抜けてしまうこともあります。なぜ、このような違いが生まれるのでしょうか。 ——フォーク / p66より ところで、人類はいつごろから空気を追いだすようになったのでしょうか。古代ギリシャの時代、哲学者のアリストテレスは、空間は必ず何らかの物質で満たされていて「真空なるものは存在しない」といいました。この考えは2000年にわたって継承されたのですが、17世紀に気圧計とポンプが発明されると、それをきっかけに空気を容器から極限まで抜いて真空に近い状態を作ろうとする研究が盛んになっていきます。 ——吸盤 / p188より [目次] まえがき ながす道具  スプーン  漏斗  シャワー  扇風機  ワイングラス さす道具  フォーク  注射器  ホチキス  ワインオープナー  端子 きる道具  包丁  ピザカッター  ハサミ  紙やすり  ざる たもつ道具  ゼムクリップ  線ファスナー  吸盤  コルク栓  魔法瓶 はこぶ道具  車輪  杖  箸  おぼん  ピペット column  平たいアイスクリームスプーン  コーヒを美味しく淹れるためのアリジゴク  まあるい水滴になる理由  紙やすりに砥粒を均一にくっつける方法  遠心力はまぼろしの力?  重さが均一でない棒の重心を探ろう  weightとmassの違い  砂の摩擦角が山の傾斜を作る あとがき

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