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編集 / 仕事文脈編集部
発行 / タバブックス
2024年7月11日 初版発行
B6変 / 160頁
格差、差別、バッシング、家族、戸籍……
色んなひとが困っているけど、これって全部同じ問題=家父長制なんじゃないか?
さまざまな角度から「仕事」を考えるリトルマガジン『仕事文脈』。近年掲載した記事の中からフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。性差別的な問題の根幹にある、男性支配的な社会システムである家父長制を解体するための言葉を収録。
(タバブックスのサイトより)
フェミニズムを知っていても、フェミニストでも、何らかのマイノリティ性を持っていても、だから差別や暴力を再生産しないというわけではない。わたしたちは差別や不均衡を作ることで続いてきた世界の中で生きているから、それを学び落とし、そうでないやり方を続けていくためには、常に知り、考え、試行錯誤していかなければならない。
——美術の場でセーファースペースをつくる / p40より
結婚を通して国家は
女性に家庭を管理させ 男性を企業戦士にした
そして 社会福祉を家庭内で 解決させようとした
日本は同性カップルの法律婚を認めていない
結婚という「幸せ」が人を差別する道具になっている
私が結婚に求めていたのは
家父長制からの承認だったようにいまでは思う
——結婚願望がゼロになるまで / p65より
なんでもオンラインで完結できる時代で、紙の本の手触りがどうとか、温もりがなんたらとかいう生温いことを話したいわけではない。自分が感じている違和感がどういう構造から生じているのか俯瞰して考えるための場所として、小さな声しか出せない状況にある個人の体験や考えをすくい上げて共有するための場所として、本屋をひらくことは一つの抵抗の手段として有効だと思う。僕は本屋メガホンのようなコンセプトの場所が全国各地に林立するべきだと考えていて、本稿を読んで自分にも何かできることがあるかもしれないと思った方は、自分が持っている力を過小評価せず、思う存分振るって欲しい。点が線になるまで、線が面になるまで、共に抵抗を続けよう。
——点が線になるまで、線が面になるまで / p117より
[目次]
はじめに
1 ことば・表現
小さな言葉(小沼理)
Shitが溢れるインターネット空間(濵田真里)
空白のビルボードを見つめて(小林美香)
2 カルチャー
「伝え方が悪かったかな、勘違いさせてごめん!」(ニイマリコ)
「伝統」を解体する際に(小田原のどか)
美術の場でセーファースペースをつくる(ケルベロス・セオリー)
3 家族
文学の中の「オンナ・コドモ」(小川公代)
シルバニアファミリーから考える(浪花朱音)
結婚願望がゼロになるまで(笛美)
4 社会・政治
政治家だけじゃない 私たちだって主役であるべき(和田靜香)
その家父長制は誰のため?(清田隆之)
安倍晋三という政治家が力を持った時代、女性や家族、性的マイノリティをめぐる政策はどう展開されたのか(山口智美)
5 セックス
びわこんどーむくんがゆく。(清水美春)
セックスワーク・イズ・ワークを拒むもの(戸田真琴)
6 クィア
点が線になるまで、線が面になるまで(和田拓海)
ひとりで生きたい(とりうみ)
台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する(燈里)
働きながら性別移行した私の経験(おいも)
あとがき(仕事文脈編集部 / 小沼理)
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