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原作 / 村野真朱
作画 / 文川和海
監修 / 三木那由他
発行 / 祥伝社
2026年7月15日 初版第1刷発行
B6判 / 208頁
山の上にある大学の哲学科に入学した道端葉は、パンダの絵が上手で、ちゅるグミが好きで、惚れっぽくて、そして「女性」と「男性」のどちらにも固定されないノンバイナリーである。同じ哲学科のイケメン・高羅が気になるも恋人がいることが判明し、あえなく撃沈。さらになぜか葉のジェンダーが高羅に知られていて——?
哲学科に通うノンバイナリー大学生・葉の日常と恋とエトセトラ。
(版元のサイトより)
よく知られてないし
差別が横行する社会構造に問題があるから
どうしたらいいかわからなくて
動揺するのは当然だと思う
でも道端葉はずっと道端葉で
高羅くんに会ってから何一つ変わってないよ
だから怯えないで
——本書より
私は男かと訊かれれば男だと答えるし
男として生きることに抵抗はないけど
性別ってなんだ?と思うし
男に分類され見做されることに承諾した憶えもない気がするよ
とりあえず男をやってるけど
ただの人間じゃないかと 思う
そりゃもちろん 違和感の中で生きてきた人と
性別に頓着のない私の感情が同じとは到底言えないが
あなたが「存在を消されてきた」と言ったとき
私も 私の不承諾は消されてきたんだなと気づいたよ
——本書より
でも既にこの世界では
みんな誰かを傷つけて傷つけられてます
手の汚れてない人無傷の人なんていない
だから
僕は繰り返さないために哲学を学びます
——本書より